レインズ(公益財団法人東日本不動産流通機構)が、2014年3月度の首都圏住宅市場動向を調査し、その結果を発表しました。
発表した内容は、中古マンション、中古戸建住宅、新築戸建住宅、土地(面積100~200㎡)の成約状況、新規登録状況、在庫状況となっています。
このうち成約状況の概要については次のようになっています。

<中古マンション>
首都圏中古マンションの成約件数は3,994件で、前年の同月と比較すると4.3%増となっています。
前月は1年6ヶ月ぶりに前年の同月を下回ったものの、当月は再び上昇したことになります。
都県別で見た場合には、埼玉県以外の1都2県が前年の同月を上回っています。
首都圏で成約した物件の平均㎡単価、平均単価、平均専有面積、平均築年数については次のようになっています。
㎡単価: 41.66万円(前年比4.9%増)
価格: 2,665万円(前年比2.7%増)
専有面積: 63.96㎡(前年比2.1%減)
築年数: 19.40年
㎡単価と価格が増加していますが、専有面積が減少しているのがわかります。
これは、㎡単価が上昇したために、販売戦略上、専有面積を減らして価格の上昇を抑制したことによるものと思われます。

<中古戸建住宅>
首都圏中古戸建住宅の成約件数は1,205件(前年同月比5.9%減)で、前月を上回るも2カ月連続で前年同月を下回っています。
首都圏で成約した物件の平均価格、平均土地面積、平均建物面積、平均築年数については次のようになっています。
価格: 2,935万円(前年比1.0%減)
土地面積: 142.14㎡(前年比9.0%減)
建物面積: 103.5㎡(前年比2.8%減)
築年数: 20.24年

<新築戸建住宅>
首都圏新築戸建住宅の成約件数は、408件(前年同月比17.4%減)で、6カ月連続で前年同月を下回っています。
首都圏で成約した物件の平均価格、平均土地面積、平均建物面積については次のようになっています。
価格: 3,485万円(前年比2.8%増)
土地面積: 113.49㎡(前年比0.4%増)
建物面積: 97.13㎡(前年比2.8%増)