「2013年度 東京都内生活者実感ランキングベスト20」がネクストから発表されました。
これは、次の9つのカテゴリについての生活実感値評価を調査したものです。
1.日常の買い物充実度 2.生活支援施設の充実度 3.交通機関の利便性 4.子育て・教育環境の充実度 5.自然や環境の充実度 6.自治体公共サービスの充実度 7.地域コミュニティ機能 8.地域の治安や安全性 9.地域の将来性

生活実感満足度ランキング

1位 武蔵野市
2位 千代田区
3位 中央区
4位 目黒区
5位 文京区
6位 府中市
7位 世田谷区
8位 杉並区
9位 江東区
10位 品川区

第1位の武蔵野市に住んでいる人が最も高く評価している点は、「公園や街路樹、緑道など、自然を感じられる環境の充実」となっています。
井の頭恩賜公園や玉川上水緑道など、整備された公園や緑道等が豊富である一方で、JR・京王線という二路線を利用することによって都心の主要駅に出やすいなど「都心へのアクセスが良い」点が高く評価されたようです。
生活利便性を兼ね備えたバランスの取れた住環境が、武蔵野市の高い評価につながっているといえます。
第2位から第5位までは利便性のよい都心に位置する区がランクされています。

継続居住意向ランキング

1位 中央区
2位 武蔵野市
2位 文京区
4位 千代田区
5位 目黒区
5位 世田谷区
7位 渋谷区
8位 杉並区
9位 港区
10位 品川区

1位の中央区は「生活実感満足度」では3位ですが、8割以上の人が住み続けたいと回答しており、継続居住意向では圧倒的な人気があります。

「生活実感満足度」と「継続居住意向」の関係

以上のように、「生活実感満足度」と「継続居住意向」は必ずしも同じではなく、中央区以外でも文京区、世田谷区、渋谷区、港区の「継続居住意向」はいずれも、「生活実感満足度」の順位を大きく上回っています。
「環境の充実」に多少の不満を感じていても、「交通の利便性」が良ければ、それが継続居住を望む理由となっていることがわかります。
このように利便性という要素が満足度にとって重要な要素である中で、武蔵野市の環境充実度が群を抜いているということもいえるでしょう。