日本ロジスティクスファンド投資法人が再開発を行っている八千代物流センターは、2013年12月より新築工事を開始し、2014年12月の竣工を予定しています。

八千代物流センターの立地は、千葉県を中心とした広域配送の拠点としてのニーズが期待できるエリアであるということです。
また、千葉県が都心のベッドタウンであるために労働力確保が容易であることなど、物流業務に適した立地条件も備えています。

八千代物流センターは、4階建て、床面積20,000坪を超える大規模マルチテナント型物流施設となっています。
最新のプレキャスト・プレストレストコンクリート構造の免震建物であるため、テナントの災害時におけるBCP(事業継続計画)拠点としての役割も果たすことができます。
また、昨今の環境意識の高まりに配慮しているため、CASBEE新築のAランク取得を予定しているとのことです。

現在の物流施設に求められる基準を全て満たす汎用性の高い施設仕様を計画しています。
一例として、ランプウェイを通じて2階および3階部分に直接アクセス可能なトラックバースを設置することによってテナントニーズに合わせて分割賃貸することができます。

ここのところ、ネット通販における即日配達のニーズが高まり、ネット通販各社がこれに対応するために都心圏近郊に大規模な物流拠点を設置するケースが増えています。
今回の八千代物流センター級の施設を1社がテナントとして独占するケースもあり、この傾向は今後も続いていくものと思われます。

今回の八千代物流センター再開発事業は、J-REIT初となる自己バランスシートによる保有物件の全面的な再開発になるとのことで、今後が動向が注目される案件の一つとなっています。