イオンリート投資法人が、11月22日、東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場しました。
イオンリート投資法人は、イオングループが運営する大規模商業施設を中心に投資を行います。
小売業界によるJ-REIT参入はイオングループが初となるため、注目が集まっています。
取得が完了した資産は、当初の取得予定に定めた国内イオンモール16物件のうち、イオンモール盛岡、イオンモール水戸内原、イオンモール鈴鹿、イオンモール倉敷、イオンモール直方、イオンモール熊本の6物件で、取得価格は746億円となっています。
残る10物件にいては11月25日に取得が完了する予定とのことです。
これら16物件の取得価額総計は、1,583億3,000万円で、さらに海外での取得資産として予定されているマレーシアのイオン1棟を同国の管轄州政府の承認等が得られたのちに取得する見込みとのことです。
運用状況の予想では平成26年1月期(第2期)の純利益が4億1,300万円、1口当たり分配金は322円となっています。
平成26年7月期(第3期)の順利益は22億7,900万円、1口当たりの分配金は2,400円となる見通しとのことです。
J-REITは運用利回りの高さで注目されている投資商品ですが、大手企業グループ関係の不動産投資法人ということで、運用の確かさとリスクの低さが期待されます。