不動産物件の種類としては、アパート、マンション、店舗付住宅、店舗事務所があり、所有形態としては、1棟所有と区分所有の二つがあります。
<1棟所有>
建物1棟を丸ごと所有するもので、戸数がそれほど多くない木造や鉄骨のアパートはこの所有形態が一般的です。
開始にはある程度のまとまった資金が必要になりますが、物件を管理していく上での自由度は高く、経営上様々な選択肢があります。
<区分所有>
1棟の建物を部屋などの独立した部分ごとに区分して、それぞれを所有するものです。
ワンルームマンション1戸を購入する場合はこれに該当し、比較的少額の資金で不動産投資を開始することができます。
区分所有が成立するには次の条件が必要になります。
1.構造上の独立性があること
区分所有する部分が他の部分と壁等で完全に遮断されていることが必要とされ、ふすまや間仕切りなどによる遮断では不十分となります。
2.利用上の独立性があること
区分所有する部分が、他の部分から完全に独立して用途を果たすことが必要とされ、居住用の建物であれば、区分所有する部分がそれぞれ一つの住居として使用可能であることが必要になります。
1棟所有と区分所有にはそれぞれメリット・デメリットがあります。