わかりやすい例をあげて、利回りを考えてみます。
価格が2000万の物件の家賃収入が200万円/年の場合

200万円÷2000万円×100=10(%)

となり、表面利回りは10%になります。
単純計算すると、物件価格分の資金の回収に10年かかることになります。
ただし、利回りが低いから投資物件としての価値が低いわけではなく、立地や建物の状況と合わせて判断する必要があります。

利回りの高さにおける傾向

一般的に、都市部の物件は価格の高くなるので、利回りは低くなります。
一方、地方の物件は価格が低いので、見かけ上の利回りは高くなる傾向にあります。
この場合、利回りが高い方が融資も受けやすく、投資に対する回収も短い期間でできることになります。

利回りを考える上での注意点

ただ、これはあくまでも空室がなく運営がうまくいった場合の話であって、現在が満室であっても将来までそれが続くかどうかは不透明です。
地方の場合は、社会問題となっている人口の減少の影響を受ける可能性は高いといえます。
また、学校など特定の施設が近隣にあることで入居率が高い場合も要注意です。
その施設が移転するなどして需要がなくなってしまう可能性もあるからです。
都市部で立地がよければ、利回りが低くても、ほとんどの期間において満室運営ができる場合は多いと思います。

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