不動産業者も利益を追求するビジネスとして不動産業を行っているので、当然のことながら、ビジネスパートナーとなり得るかどうか、という観点から客を見ています。
優良物件の情報が手元に来た場合、通常、優良顧客から順に提供していくことになりますが、その不動産業者から優良顧客と見られていれば、早い段階でその情報に接することができます。
長い付き合いになる可能性もあり、自宅を購入するのと違い、単なる客ではなくビジネスパートナーとしての振る舞いが必要になります。
<優良顧客の条件>
優良顧客の条件としては以下のようなものになります。
1.物件を購入する意思がある。
不動産投資の目的が明確であり、いい物件があれば購入するという意欲が感じられるということになります。
そのためには、早いうちに個人属性を不動産業者に対して明らかにしておく必要があります。
個人属性とは、所持している金融資産とローン残高、勤務している企業の規模、役職、勤続年数、年収などのことで、これが開示されないうちは、不動産業者も本気で買う気があるとは思ってくれないでしょう。
2.物件を購入する能力がある。
購入する意思があっても、購入できるだけの能力がなければ購入はかないません。
購入する能力とは、自己資金と、金融機関に融資を付けてもらえるだけの個人属性を持っているということになります。
3.誠実な態度で、対応が早い。
誠実な態度で、何事も対応が早いのは、ビジネスパートナーとして考えた場合には当然のことになります。
不動作業者に対して横柄な態度をとったり、相場を無視した無理な条件を提示したりする人は相手にされなくなります。
また、せっかく情報を提供したにもかかわらず、返事がなかったり遅かったりする人も同様です。
いずれ情報の提供はされなくなるとみて間違いないでしょう。