金融機関が融資を実行する際には審査があり、審査をパスしなければ融資は受けられません。
審査する際の重要な要素としては、物件の担保価値と融資を受ける人の収入となります。
物件の担保価値
返済が滞った場合には、投資した物件に抵当権をつけて融資金額の回収をはかるので、その物件の鑑定評価を行います。
融資の目安としては、物件の鑑定評価の70%程度が目安となっているようです。
融資金額が物件価格に満たない場合、足りない分を頭金として用意することになります。
鑑定評価では、建物の築年数、施工会社、賃料の適正性などのほか、空室率も評価のポイントになります。
融資を受ける人の収入
物件の担保価値だけでなく、融資を受ける人の収入も審査における重要な要素になります。
空室が増えて月々持ち出しが生じた場合なども想定して、融資を受ける人がそれも含めて返済していけるかどうかを判断します。
したがって、物件にどれだけ価値があっても、融資を受ける人に安定した収入が無い場合、ローンの審査にパスするのは非常に困難であるといえます。
また、住宅ローンやクレジットローンなどがある場合、それらのローンの残高や月々の返済も考慮した上で返済能力を判断することになります。