変動金利は、その時点の金利動向によって率が変動する金利のことをいいます。
銀行の金利は短期プライムレートによって影響を受け、短期プライムレートは日本銀行の政策金利の動きに影響を受けます。
したがって、変動金利の場合、政策金利の変動に伴って、融資期間中に変動することになります。

変動金利のメリット・デメリット

同じ時期の固定金利よりも金利水準が低いのが一般的で、返済開始当初の返済額を抑えることができるというメリットがあります。
ただし、政策金利が上昇すれば、それに伴ってローン金利も上昇する可能性があり、これはデメリットといえます。

変動金利の種類

変動金利には、大きく分けて、随時連動型と周期連動型の2種類があります。

<随時連動型>
銀行の標準金利が変動した時点でローンの金利も変動するタイプです。
融資で単に「変動金利」というと、この随時連動型を指します。

<周期連動型>
3月や9月とかの特定の日に、その時点での金利水準に合わせて金利の見直しを行うタイプです。
見直しを行う日でなければ、標準金利が変動してもローン金利の変動はなく、この期間は固定金利と同じことになります。
固定期間は1年や半年というのが多いようです。
住宅ローンの変動金利というと、このタイプの場合が多いようですが、アパートローンの場合にはほとんど利用されていません。

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