長期に渡って続いてきたデフレ経済も、政府の政策で徐々にインフレ経済に誘導されつつあります。
インフレになれば金利も上昇します。
金利の上昇がローンの返済計画に大きな影響を与えることはいうまでもなく、将来のキャッシュフローも金利の変化に大きく左右されます。

金利上昇によるリスクに対する対策

<金利上昇を織り込んだ収支計画を立てる>
当たり前のことですが、金利上昇を織り込んだ収支計画を立てることによって、このリスクを低くすることができます。
再びバブル時代のような高金利になる可能性は低いと思われますが、ある程度の金利上昇までは予想し、そのような局面になってもすぐに慌てることがないような余裕を持った返済計画を立てることは可能です。

<変動金利ではなく、固定金利で借りる>
変動金利は固定金利より低いのが一般的で、金利が低い局面では変動金利に目が行くのは仕方がないことですが、低い変動金利で立てた返済計画のリスクは思いのほか高いものになります。
短期の金利変動に影響を受けにくい固定金利で借りる計画を立てるのが長い目で見た場合にはベストになります。
金利の変動に一喜一憂したり、ビクビクしたりすることなく、安定的に不動産投資を行いたいものです。

<金利上昇局面での購入を控え、下落局面で購入する>
上記にしたがって長期固定金利で借りることを前提とした場合、金利が下落する局面で購入するのは必須事項になります。
低い金利で借りられるわけですから、不動産投資の基本中の基本といっていいでしょう。

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