不動産投資で銀行の融資を受ける場合、団体信用生命保険へ加入する必要があるのが一般的です。
団体信用生命保険とは、長期で高額のローンを組んだ人が亡くなるか指定の高度障害になった場合、保険会社が残債に相当する保険金を支払うもので、1物件につき1億円が上限とされています。
団体信用生命保険のメリット
団体信用生命保険への加入によって、万が一の場合でも残された家族にはローン返済済みの不動産が残されることになります。
この場合、不動産賃貸事業を継続して月々の安定収入を得る道と、売却してまとまった資産を手に入れる道の両者から今後の方針を選ぶことができます。
このような保証を通常の生命保険で得ようとした場合、非常に高額の保険料を支払う必要があるのが一般的ですが、団体信用生命保険は、金融機関ごとに利用者分をまとめて申し込むため、通常の生命保険より掛金が安いというメリットがあります。
また、加入時年齢の違いによる保険料の違いがないのも大きなメリットの一つです。
三大疾病(がん、総卒中、急性心筋梗塞)保証付きなど、バリエーションも増えてきたので、ほとんどの疾病に対応した保険の選択が可能です。
団体信用生命保険に加入する場合、今まで加入していた生命保険を見直すのも選択肢の一つになります。