不動産投資におけるメリットの一つとして、レバレッジ効果があげられます。
経済活動において、他人資本を使うことで、自己資金より大きい取引を行うことをレバレッジといい、この行為における効果をレバレッジ効果といいます。
本来のレバレッジの意味は「てこの原理」を用いて小さな力で大きな物を動かすことをいいます。
レバレッジは、株式投資やFXなどでおなじみの用語ですが、株式投資やFXでは、保証金の額に基づく信用取引におけるレバレッジを指しています。
不動産投資におけるレバレッジ
不動産投資は事業なので、金融機関の融資を受けることができ、融資無しの不動産投資というのは自己資金が豊富でない場合以外では考えられません。
融資を受けられれば、自己資金の何倍もの物件に対する投資を行うことができ、これが不動産投資におけるレバレッジ効果になり、不動産投資における大きなメリットの一つにあげられます。
多くの融資を受けた場合はレバレッジ効果が大きくなり、うまくいった場合には大きな収益を得られる反面、失敗した時の損失リスクも大きくなります。
不動産投資の場合、物件の担保価値も考慮されて融資が実行されるため、多くの融資を引き出せた場合には、それなりの担保価値が認められたと判断していいでしょう。
もちろん、借りる人の属性も重要な要素になりますが、優良物件を見つけた上でしっかりとした融資戦略を立てることが最重要になることはいうまでもありません。